日本最大級のものづくりカンファレンス
セッションID AA2 講演カテゴリーアカデミック / ZdS

3Dパッケージ技術で切り開く新たな半導体の進化

半導体産業において日本が得意とする領域は、パッケージング材料とプロセス技術にある。今日、世界がこの分野を取得するために集まるが、我々には一歩先を行く領域の開拓が強く望まれる。目指すべき方向は、微細化はもちろん、信頼性が強く求められる自動車の自動運転とEV化、ビヨンド5Gの世界の高速・低ロス通信などに加え、徹底的な省エネ化があるだろう。複数のSiチップをパッケージに集積するチップレット技術はそのホットな一つの技術であり、チップレットを搭載する再配線層、サブストレート技術は新たな技術展開を見せつつある。また、3次元化で微細高集積になるほど、困難な技術課題として熱マネージメントと信頼性確保が複雑に絡んでくる。LSTC 3Dパッケージ技術部門では、これらのバランスを取った開発に取り組む。優れたパフォーマンスと高い信頼性に加え、コスト競争に負けない技術開発のプラットホームを作らなくてはならない。

講演者
大阪大学
フレキシブル3D実装協働研究所
特任教授/所長 菅沼 克昭 様      
対象技術分野
LSI/FPGA分野
対象業種
設計・製造・EMS 産業機器・生産設備 自動車・輸送用機器 航空宇宙 車載機器 医療機器・精密機器 映像・放送・音響機器 情報通信・ネットワーク 電子デバイス製品 コンシューマ製品・オフィス機器 その他
ZdSについて
ZdS(ZUKEN digital SESSIONS)とは、図研が2020年10月から毎年開催しているオンラインイベントで、図研製品のお客様導入・活用事例、図研の事業戦略・技術戦略、各製品の開発ロードマップ、新ソリューションのご紹介などの講演をお届けしています。
イベント期間中はオンライン(一般のWebブラウザ)で講演を視聴できますので、これまで移動距離や日程等の理由で、横浜で開催されているZuken Innovation Worldにご来場いただけなかった方々にも、職場やご自宅から自由な時間にご覧いただけており、大変好評です。
図研は「ZUKEN digital SESSIONS」を、お客様との新たなデジタル・エンゲージメントの一つと位置づけており、今後もコーポレートイベントとして継続的に開催していく予定です