日本最大級のものづくりカンファレンス
セッションID 1C2 講演カテゴリー事例

MBSEを核とした「Digital Engineering Factory」車両設計プロジェクトでの適用事例

近年、デジタルエンジニアリングの分野では、システムのライフサイクルを通じてデジタル情報を統合する「デジタルスレッド」という概念が大きな注目を集めています。さまざまなツールをシームレスに連携させ、データの受け渡しや活用を促進することが求められています。

アリゾナ大学では、MBSEモデリングツール GENESYS や要件管理ツール、Pythonによる解析などを組み合わせ、要求分析、設計、検証、解析を包括したWebベースのデジタルエンジニアリング環境「Digital Engineering Factory」を構築し、エンジニアリングへの有効性を研究しています。

本講演では、車両設計に関わる実際のプロジェクトの例を示しながら、「Digital Engineering Factory」を活用してツール間のデータを統合し、エンジニアリングに必要とされるデータベースとは何かをご紹介します。また学んだ教訓をどのように産業界に一般化できるかを紹介します。

講演者
The University of Arizona
Department of Systems and Industrial Engineering
Associate Professor Dr. Alejandro Salado      
対象技術分野
MBSE(モデルベースシステムズエンジニアリング)