シノプシスのSaberRDは、異なる種類の物理システムを同時に扱えるミックスドシグナル・シミュレータです。非因果系時間連続物理量と因果系イベント・ドリブン変量(単位なしアナログ及び論理変量)を一括処理することができます。最新版の2016.03バージョンでは、1)ホールド・ノードによる収束性改善、2) ユーザーによるExperimentやテスト自動化機能の適用の際の生産性向上、3) IGBT特性抽出の一層の精度改善、4) 故障解析時の使い勝手と自動化フローの改善等が強化されています。これらの先進機能のご紹介ならびにE3シリーズ設計フローへの応用についてご説明します。
講演者
日本シノプシス合同会社
技術本部 シリコン・エンジニアリング・グループ
シニア・コーポレート・アプリケーション・エンジニア
松本 比呂志
対象製品
E3.series(電気制御・ケーブル設計)
対象技術分野
CAE分野