電子機器の開発・販売という業種の中で、グローバルな水平分業が進んでいます。 競争力がある製品を市場に送り出すには、個々の技術がうまく融合し、優秀な商品企画によって全体構想を練ることが重要です。 激烈な開発競争の中で、限れた時間とリソースを使って個々に存在するよい技術をタイムリーに採用するには、プラグインで簡単に確認できる互換性・流通性が不可欠であり、EDAがそれを担うことになります。 これは、EDAツールがいくら高速・高精度になっただけでは不十分であり、サプライチェーンのバリューを紡ぎ、すばやく構想設計を導き出す必要があります。 LSI・パッケージ・ボード(LPB)相互設計規格IEC63055/IEEE2401-2015は、これを実現するための規格です。 本講演では、この規格とその先を目指して今年度より新設された「JEITA半導体設計技術小委員会」の紹介とその意義について解説します。
講演者
一般社団法人電子情報技術産業協会 (JEITA)
半導体 設計技術テクニカルコミティ
主査
福場 義憲
対象技術分野
データフォーマット分野
対象業種
設計・製造